霊仙岳 平成29年5月15日
5月15日 今畑登山口5;30〜近江展望台7;20〜山頂8;35〜お虎が池9;25 〜落合分岐10;05〜落合登山口11;10〜11;20今畑 霊仙岳は醒ヶ井の榑ヶ畑から登る人が多いようですが今畑登山口から落合への周回を計画いたしました。 登山口から100m先の路肩に停めた。 歩き始めて間もなく廃村集落に着く、まだ住んでいそうな雰囲気は週末には管理に訪れているかのようです。お寺の庭にはクリンソウがきれいに咲き誇っていた。 杉の人工林が終わり、岩混じりの道になると、雰囲気が変わる。 林床の岩がゴロゴロとした処にエビネの花を見つけた。 その先には群生地もあり、写真を撮りまくる。エビネの群落は初経験で興奮する。
新緑のブナ林と岩は自然の庭園です。鳥が走った、望遠で撮影した。かえってから確かめるとヤマドリでした。こんなおまけも付くとはラッキーでした。 樹林が急に終わると岩ゴーロの風景にこれまた目を見張るのです。 岩のゴロゴロ急坂をあえぎ昇。足元にはエビネがたくさん咲いていて励まされます。 こんな殺伐としたところにエビネは咲くのだと知りました。 振り返ると緑の領域とくっきりと変化が一目瞭然です。 目の前は岩だけ、ガスが立ち込めるようになると不気味な一帯になり心細くなる。 ひたすら同じ感じを登ります。 ニリンソウの葉はたくさんあるが花は少ない。 近江展望台ではガスで見通し悪し、時折の切れ間に見えるは同じ岩の道。 ところがこの先で一輪の白い花が見える。なんとヤマシャクヤクでした。 付近の岩の間にいっぱい咲いています。朝が早いためか蕾ばかりです。 目指した花に会えた。こんなに群落していたのに興奮しました。
写真と目にしっかりと焼き付けて霊仙岳最高点へ広がるカルストの台地が広がる。ガスで遠景は見えない。高原状の何も遮るもののない緩やかな眺め、今まで登った山にはない風景です。 特異な眺めだと思う。
霊仙岳に向かう頃には大分見通しがよくなってきた。 経塚山の避難小屋もはっきりと見える。 山頂は寒いくらい冷たい風が抜けてゆく。 下山を始める、経塚山への分岐付近で最高点に二人連れを見た。 この後、榑ヶ畑からの登山者が続々と登ってきました。 お虎が池は小さいがコケが実にきれいだった。
七合目、お猿岩までカルストの風景が続きあきることがありません。 ヤマシャクヤクを再度みられる予定でしたが勘違いで汗かき峠に着いてしまった。 峠で落合から登ってきた営林署の人たちに会い、落合への道は大丈夫と知り安心して下った。 下りはじめのざれた急斜面が終わると沢沿いの快適な道でした。 落合は砂防工事中ですが通行できました。 廃村とは思えない立派な屋敷の集落です。
花と風景、まったく飽きることのない山です。 おすすめの山となりましたがヤマヒルが多いらしいので時期を選ぶことです。 |